前回に引き続き、
PLus Beatさんに依頼している製品のお話。
東京のイベントに出展したとき、
別注カラーのフィールドラックに商品を並べていました。
色合いはいいけど網目状なので、
マットを引かないととにかく商品が見ずらい。。
そこで同じイベントに出展していたPLus Beatさんに、
レザーマットの製作をお願いしました。
もちろんフィールドラックにジャストサイズで。
後日届いたのがこちら。
革の表情が渋い。
聞くと日本の職人が一枚一枚手染めしており、
ハンドメイドらしい仕上がりになっている。
ムラというか傷というか跡がある。
むしろそれがヴィンテージ感があり、
真新しく綺麗すぎる革より全然良い。
自分でも革の小物を作っているので、
得意げに「床面はトコノールで仕上げてますか?」と聞くと、
<PLus Beatさん>
「床面も吟面も蜜蝋で仕上げてます。」
「トコノールは熱で溶けることがあるので、
融点が高い蜜蝋で仕上げてます。」
とのこと。
得意げに質問した自分がちょっと恥ずかしい。。
アウトドアでの使用を想定して、
蜜蝋で仕上げているようだ。
PLus Beatさん気遣いが感じられる。
ちなみに床面は裏面で無加工だと毛羽だっています。
普段目にしている革製品のほとんどは吟面が表面になっています。
そして蜜蝋は高価ですが環境に優しいワックス。
何も知らなければ革を切り出しただけに見えるかもしれない。
だけどこのレザーマットはたくさんの手間と想いが詰まっている。
それを分かってくれる方にぜひ使っていただきたい。
<追伸>
自分はデスクマットとして使っています。
マウスを滑らした時の感覚がとにかく心地よい。
デスクに置くだけで仕事ができそうな雰囲気。笑