PLus Beat②

PLus Beat②

前回に引き続き、
PLus Beatさんに依頼している製品のお話。


東京のイベントに出展したとき、
別注カラーのフィールドラックに商品を並べていました。

色合いはいいけど網目状なので、
マットを引かないととにかく商品が見ずらい。。

そこで同じイベントに出展していたPLus Beatさんに、
レザーマットの製作をお願いしました。
もちろんフィールドラックにジャストサイズで。


後日届いたのがこちら。

革の表情が渋い。

聞くと日本の職人が一枚一枚手染めしており、
ハンドメイドらしい仕上がりになっている。


ムラというか傷というか跡がある。
むしろそれがヴィンテージ感があり、
真新しく綺麗すぎる革より全然良い。


自分でも革の小物を作っているので、
得意げに「床面はトコノールで仕上げてますか?」と聞くと、

<PLus Beatさん>
「床面も吟面も蜜蝋で仕上げてます。」
「トコノールは熱で溶けることがあるので、
融点が高い蜜蝋で仕上げてます。」

とのこと。

得意げに質問した自分がちょっと恥ずかしい。。

アウトドアでの使用を想定して、
蜜蝋で仕上げているようだ。

PLus Beatさん気遣いが感じられる。

ちなみに床面は裏面で無加工だと毛羽だっています。
普段目にしている革製品のほとんどは吟面が表面になっています。

そして蜜蝋は高価ですが環境に優しいワックス。


何も知らなければ革を切り出しただけに見えるかもしれない。
だけどこのレザーマットはたくさんの手間と想いが詰まっている。

それを分かってくれる方にぜひ使っていただきたい。

<追伸>
自分はデスクマットとして使っています。
マウスを滑らした時の感覚がとにかく心地よい。

デスクに置くだけで仕事ができそうな雰囲気。笑

著者

SHOHEI

DVERGブランドディレクター

キャンプはもちろん、休日には釣り・登山・ボルダリング・SUP等を愉しむ30代。 モノづくりにも好奇心旺盛で、気になると自分で作れないか試したくなる性格。生地を買って業務用ミシンを使ったり、レザークラフトの道具を揃えてギアウェアを自作している。